萩 御本手抹茶盌

萩焼は土と釉薬の性質上「水漏れ」が生じることがあります。
ですから花入や壷のような花器類につきましては 事前にシリコン等により「水止め」をしております。
しかし湯呑や皿鉢といった食器につきましては この「水止め」を施しておりません。
お茶などの成分が釉薬や土の隙間に入り込み 色変わりしていくと同時に隙間を埋めていくという自然理に基づいたもので 茶人の採ってきた風雅な知恵なのです
(これを「萩の七変化」といいます)
それでも気になる方は 重湯や片栗粉を溶いたお湯の中に入れ 30分程煮出した後良く乾燥させて水洗いしてからご使用下さい。
亦 萩の土は粒子が粗く「臭い」を吸収する性質があります。
加熱するとこの「臭い」が発生する場合がありますので オーブン,レンジ,食洗器等の加熱は避け 初めて使用する際は 一晩ほど水に漬けてから使用して下さい。

―御本手―
ほんのり赤い色合いとやや白っぽい斑点。
萩や宇治の朝日焼に多く見られ 土中に含まれる鉄などの成分が焔と反応してできる 自然の紋様です。
この御本手の斑紋も陶土の成分や焼成条件によって 予測のつかない微妙に変化する仕上がりとなります。

少し前ですが、CMでタレントさんが、お茶をいただいているシーンがあり、どうも職業柄か、茶盌に目が行った際、萩焼のお茶盌だったのを思い出しました。お茶の緑とも合いますね。

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φ11.5cm×H8cm
販売価格 3,850円(税350円)